ホットヨガ

最近マーメイドウォーターズ(パシフィックフェアの南)に新しく支店ができたらしい、
Bikram Yogaというヨガ屋さん(?変な呼び方ですが。)。

10日間で$25というお試しレッスンをやっているらしかった。

ラリア人の友人M氏がヨガマスターの域に達するほどの愛好家で、常に私にヨガをするよう勧めてくるので、よっしゃいっちょやってやるか、と、思い切って人生初のチャレンジをしてみた。


結果


「私には早い」



みなさま、信じられるでしょうか。
実はこのヨガ、ホットヨガだったのです。

ホットヨガというのは、サウナのような暑い室内で行うヨガなのですが、ヨガ上級者でも音を上げることがあるほどのタフなトレーニングだと聞いていたので、ヨガ屋さんを探す際には、ホットヨガでないことを確認してから、と思っていたのです。
にもかかわらず、インターネットに驚くことにホットヨガであるという記載が一切なく、ただただ初心者でも安心、ということがさかんに謳われていたのです。

(その後、ホームページの方は覗いておりませんので定かではありませんが、新聞にはさまって来た広告には、大きくホットヨガと書かれておりました。)

受付で申し込みをする際にも、「私はズブの素人ですから」と念を押しましたが、「大丈夫大丈夫〜!みんな楽しくやってるから〜!」というので信頼してはじめましたところ、




死にかけました。

文字通り。



20分ほどは楽しくみなさんといろんなポーズをとってやっていたのです。
しかし、ある瞬間、突然激しい立ちくらみで目の前が真っ暗になり、立っていられなくなりました。

気分が悪ければ遠慮なく休んでください、とあらかじめいわれていたのですが、その場で休んでいる場合ではない。とにかくこの暑い室内から出なくては死んでしまう、と確信した私は、インストラクターさんの止める声を振り切って室外へ出ました。


私が貧弱なのがもちろん一番の原因でしょうが、
常連さんという方にお話を伺ったところ、
「今日は空調が壊れてて、温度高めだったよねー」
とのこと。


そしてこのホットヨガ、室外から指を加えて見ていたところ、1時間半のレッスン中、休憩が一度もありませんでした。


かつ、このような急激な運動にはぜひとも初心者クラスというものが必要と考えられますところ、そのようなものはこのスタジオにはありません。
同じように感じた初心者の方でしょう。レッスン後にインストラクターに、
「レッスンが非常に苦しかったのですが、このままみなさんと同じクラスで続けてよいものでしょうか」
と質問していました。
「とにかくクラスに混じってやってみるのが一番だから」
とはインストラクターの弁。

このヨガスタジオ、スタッフもみたところインストラクターが一人でレッスンから受付から全てこなしておりました。
人手不足などからくる詭弁に聞こえました。



帰宅してM氏に電話したところ、「ホットヨガは僕でも途中で止めちゃうからねー。危ないよー。」
とのこと。

命拾いいたしました。


ヨガに対するトラウマをばっちり植えつけられてしまった今回の体験でしたが、
次回があればぜひとも、常温の室内で、じっくりと体ならしから始めたいと思った次第であります。


あ、でも
体力に自身のあるかたにはオススメですよ。
ものすごく汗をかくのですぐやせちゃいますよ。



・・・それではみなさま、お気をつけて。