シドニーを2日で制覇する①

シドニー旅行にいってきた。


3泊4日の日程だが、初日は夜到着、最終日は早朝出発なので実質2日。
こんな日程でシドニーを満喫できたのか。
振り返ってみよう。



初日



午後の飛行機でゴールドコースト空港を出発。
今回はバージン航空を利用。
1時間半ほどの短いフライトだったが、ぐっすり眠った。
ただ、頭があたる部分が前に突き出ていて、首が自然に前に倒れてしまうイスには困ったもんだった。
次回は首枕を持参しなくては。



機体と同じくCAさんの制服も赤でした

シドニー空港着。
空港からはタクシーを利用してホテルへ。
電車、という手もあったが、時はすでに夕暮れに差し掛かっており、もし迷ったら命取り。
ここはタクシーが懸命な選択だ。
運転手さんは、なんとイラク人だった。
釣り用のボートに何十人という人と共に押し込められ、単身で自国の戦火を逃れてきたらしい。
今はオーストラリア政府の援助を受けて、家族を呼び寄せて一緒に暮らしているという。
彼らの幸せを願わずにはいられないが、同時にオーストラリアには、難民への援助による財政の圧迫や、国民の雇用機会を難民が奪っているという状況もあるのだな。


また、ここでは興味深い話を聞いた。
彼はイラク戦争から逃げてきたわけだが、イラク国民の誰もが、はじめはアメリカの助けで国が良くなると信じていたのだという。
しかしその実、戦争後は余計に秩序が失われ、物価も上がって住みづらくなったという。

「サダムに戻ってきて欲しいくらいだよ」
という彼の言葉には衝撃を受けた。
正直、アメリカがかの国に秩序を与えようとしているのに、イラク人がそれを拒んでいるんだ、
ぐらいに思っていたから、自分の勘違いに赤面した。

思わぬ出会いはシドニーでの最初の刺激になった。



ホテルに着いてチェックイン。
二人のフロント係がフランス語とおぼしき言語で会話していたので、どこの出身か聞いてみると、
ジャマイカだ、とのこと。
するともう一人のフロント係が、
「ハッハー、冗談だよ!」という。
本当のところはどこなんだ、と疑問だったが、そこからまた雑談に戻ってしまったのでそっとしておいた。
それにしてもシドニー、国際色豊かである。


少し部屋で休むとすでに外が暗くなっていたので、近くの店でミートパイとビールを買い込んでホテルに戻る。
だらしなくベッドに寝そべって晩酌。
こんなことができる点、ホテルの一人部屋は気楽でいい。ユースホステルは基本的に4〜6人部屋な上、アルコール持ち込み禁止だしね。
そのままロビーにあったガイドブックを見て翌日の計画を練り就寝。


ハリーズカフェという有名店のパイで、その名も「タイガー」。上に乗っているのはマッシュしたマメとイモ。
部屋が散らかっていますがお気になさらず・・・。


長くなりそうなのでつづく
http://d.hatena.ne.jp/nyandachuratoh/20111127/1322376352