映画を見たよ”コンテイジョン”編

ハーバータウンというアウトレットモールにふらり出かけたついでに、
中にある映画館で映画を見てきました。

候補がいくつかあった中で、今日の気分はコレでした。


コンテイジョン 』(Contagion)
監督:スティーブン・ソダーバーグオーシャンズ11とかの人です)


その名の通り感染症モノです。
アメリカ人旅行者が上海から帰ってきたらゲホゲホ咳が止まらず、その翌日に突然ぶっ倒れて死んでしまった。
それから数日のうちに同じような死亡事例が世界中で発生。
WHOやアメリカの感染症予防機関が発生源を探し状況の把握を図りますが
そうするうちに死亡者はどんどん増えていき、街は混乱の渦に・・・。


オールスターキャストで、もったいないことにオスカー女優が開始10分くらいで泡吹いて死んでしまいます。
派手な演出がない代わりにリアルでじわっと怖かった。
なんだか急に意識しちゃって、他のお客さんが咳やくしゃみをすると嫌な感じがしたり、
映画が終わった後は手を石鹸で洗わずにいられなかったりしました。

感染症→町中パニックという流れの映画は、他に『28日後・・・』や『ブラインドネス』なんかがありますが、
混乱による無秩序状態の人間の行動というのが、
時として病気よりも恐ろしいものである、という風に描かれていたように思います。

感染拡大後の日本の状況は本作では描かれませんでしたが、
震災のとき略奪や混乱が起こらずお互いに助け合う姿を世界から賞賛された日本人が、
人を助けることで自分のリスクに直結する感染症大流行の状況下では果たしてどう行動するのでしょうか。
まさに自分に起こりうる事態なだけに、いろいろ考えられてとても興味深い映画でした。
主役級の俳優さんだらけですので、各人のファンはおたのしみに。


ちなみに私が迷った候補映画とは
1.ミッドナイト・イン・パリ(ウディアレンのラブコメ
2.アノニマスシェイクスピア絡みのコスチューム劇です)
3.マネーボール(ブラピの野球の映画)
でした。
この中からコンテイジョンを選ぶとは、我ながら趣味わるっ!




●おひとり情報です。

今回は日曜お昼の回でしたが、映画のチョイスのせいもあり人は少なく、一番いい席をとることができました。
他のお客さんは、おひとりさまが1名おりましたが、その他は皆若いカップルでした。
テーマがシリアスなだけあってみんな静かで、落ち着いて見られました。
英語音声字幕なしで映画を楽しむには多大な集中力が必要ですが、その点これは1人で見に行って正解でした。
特に展開の早い映画なので、ポップコーンに夢中になっていると置いてかれますよー。